合田直弘の香港情報Vol.4

2015/12/12

 

 週の前半を通じてグズついた天候が続いた挙句、9日(水曜日)夜にバケツをひっくり返したような雨があった香港。ところが、翌朝のシャティンの芝コースは普段とほとんど変わらぬコンディションで、ここの馬場の水はけの良さを改めて実感することになった。

 そのシャティンの馬場と言えば、芝が蹄にまとわりつく感覚があり、日本の馬場に比べると力が要るというのが定評だが、今年の芝は例年に比べて「軽い」という声が、過去何度か香港遠征を経験している、日本馬を含めた複数の外国馬陣営から聞こえている。そうであるならば、10頭中5頭を占めるディープインパクト産駒をはじめとした、日本勢にとってはお誂え向きの舞台で、日曜日にはぜひとも、「君が代」を複数回聞きたいものである。