平松さとし
フランス現地リポート 第1回

2016/09/07

 現地時間7日早朝、マカヒキがニエル賞(シャンティイ競馬場2400m)へ向けた追い切りを行なった。

 シャンティイ調教場のエーグル地区、レゼルヴォワの直線コースでC.ルメール騎手が騎乗。1600mの追い切りで、帯同馬のマイフリヴァを3馬身追いかけ、最後は並入。騎乗したルメール騎手は笑みをみせながら次のように語った。

「こちらの芝にも対応し、上手に手前を替えて良い反応をしてくれました。飛行機で長距離輸送をされて疲れはあったと思うけど、今日乗った感じではすっかりリカバリーしているようです。落ち着きがあって操作性も高い馬なので初めてのシャンティイも問題なく走ってくれるでしょう」

 追い切りを見守った友道康夫調教師もひとまず安堵の表情で言った。

「追い切りの動きは良かったし、追い切り後の息の入りも良かった。リラックスして飼葉も食べているので力を発揮できそうです。あえて不安材料を探せば落ち着き過ぎているところだけど、前哨戦を使えばもっと気が乗ってくるはず。現状ではこのくらいで良いと思います」

 翌日は曳き運動にとどめ、その後の調整は様子をみながら決めていくとのこと。まずは前哨戦での好結果を期待しよう。

(平松さとし=文)