合田直弘の香港情報Vol.2

2015/12/09

 

香港カップに挑む日本馬4頭にとって最強の敵となりそうなフリーイーグルを管理するダーモット・ウェルドは、本国でクラシック15勝の実績を残す一方、90年にゴーアンドゴーで米3冠最終戦ベルモントSを、93年にはヴィンテージクロップでメルボルンCを制するなど、海外遠征の分野においても先駆者として知られる調教師だ。ウェルド師は91年にアディショナルリスクで香港インターナショナルボウル(芝1400m)を制し、欧州の調教師としていち早く香港にも足跡を残したが、それ以降は香港における勝利はなく、ここは24年振りの優勝を目指しての参戦となる。香港ヴァーズに送り込むハイランドリール(牡3)で、自身初の香港国際競走制覇を目指すエイダン・オブライエンともども、欧州の大御所調教師の手腕に注目が集まっている。