2016/09/20
前哨戦の一つであるG1ヴェルメイユ賞を制したレフトハンド(牝3歳)。同馬を管理するC.ラフォンパリアス調教師が最大のライバルとしてマカヒキの名を挙げた。
「ニエル賞はもちろんみていました。差は僅かでしたけど、きっちりと差し切るあたりさすが日本のダービー馬という印象を受けました」
ラフォンパリアス調教師はディープインパクトが凱旋門賞に挑戦した際、受け入れ先となった調教師。それだけにディープインパクトとの比較もクチにできる。
「ディープインパクトの子供ということで注目してみていました。ディープインパクトをよりリラックスさせてるようなタイプで、凱旋門賞を勝つだけの資格を持った馬だと思います」
しかし、もちろん自身が送り込むレフトハンドのアピールも忘れない。
「彼女は仏オークス(ディアヌ賞)ではラクレソニエールに敗れたけど、その後また成長したところをヴェルメイユ賞で見せてくれました。瞬発力ではマカヒキの方が上かもしれないけど、馬場が渋ればレフトハンドが凱旋門賞を勝ってもおかしくないと思っていますよ」
12年、ほぼ勝利を手中にしたかと思ったオルフェーヴルをゴール寸前で捉えたソレミアを管理していた調教師の見解だけに興味深いところだ。
(平松さとし=文)