2016/09/21
現地時間9月20日朝、シャンティイに滞在中のマカヒキは「帯同したマイフリヴァと併せて15-15ほどで乗られた」と日本の友道康夫調教師。実際にその様子をみていたフランスの厩舎関係者が「1ハロン15秒? もっと速い感じにみえました。すごく軽快に動いていましたよ」と語っていた。前哨戦のニエル賞を勝利後、2日間は曳き運動のみだったが、その後は順調に残り込まれ、大一番へ向け、徐々にペースアップしてきたようだ。
なお、今後は友道師が24日の土曜日に日本を発ち再度現地入り。26日にはC.ルメール騎手もフランスに戻り、翌27日の火曜日に最終追い切りを行なう予定だという。
また、愛チャンピオンSを豪快に差し切って勝利した仏ダービー馬アルマンゾルのJC.ルジェ調教師の口からは先日、同馬の凱旋門賞回避、英チャンピオンSへの挑戦が発せられた。
「うちの厩舎には仏オークス(ディアヌ賞)を勝ったラクレソニエールがいます。この牝馬が非常に順調に来ているのでこちらを凱旋門賞に使います。もし、ラクレソニエールに何かアクシデントがあって凱旋門賞へ行けなくなった場合以外、アルマンゾルがシャンティイに戻ることはないでしょう」
今年はシャンティイを舞台に行なわれる凱旋門賞までいよいよあと11日。街中の装飾も交差点の中央に小さな凱旋門賞が建てられたり、道路脇にスターティングゲートが設置されるなどして盛り上がってきた。また、当然、各陣営の動きもあわただしくなってきた。
(平松さとし=文)