平松さとしドバイ現地リポート 第3回

2016/03/24

 

現地時間3月24日、朝、メイダン競馬場では関係者やファンが調教を見ながら朝食をとる朝食会“ブレックファスト・ウィズザスターズ”が催された。もちろん、日本馬の関係者も多数参加。

 

ワンアンドオンリー、ベルカント、ラニの3頭に騎乗する武豊騎手は「こちらに来てから一番暑いですね」と口を開くと次のように続けた。「3頭とも調子は良さそうです。とくにラニは頭数も少ないしチャンスがあると思っています。もちろんどれも勝つつもりで乗りますよ」
そのラニの松永幹夫調教師も「気性面で難しい馬だけど思った以上に順応してくれているようで落ち着いています」と笑顔を見せながら語った。

また、メーンのドバイワールドCに出走するホッコータルマエの西浦勝一調教師は、騎乗する幸英明騎手と朝食をとりながら次のように言った。「昨年は内枠で、思い通りのレースができなかったので、外側がいいと思い8番を選びました。3年連続で選んでいただき光栄ですので、何とか結果で応えたいです」

  

同じドバイワールドCで本命視されているカリフォルニアクロームに騎乗するV.エスピノーザ騎手もひっきりなしにメディアに追われ、コメントを発表。その様を見たインタビュアーが「これだけ注目されてプレッシャーはないですか?」と聞くと、「(アメリカンファラオの)三冠がかかった昨年と比べれば静かなものですよ」と言い、微笑んでみせた。