平松さとし香港現地リポート 第1回

2016/04/20

現地時間4月20日、早朝。週末にクイーンエリザベス2世カップの行なわれる香港、シャティン競馬場で日本の3頭が調教をおこなった。
今にも雨が降り出しそうな曇天の下、日本の3頭は仲良くオールウェザーコースに入った。

黒いメンコを被ったラブリーデイを先頭にサトノクラウン、ヌーヴォレコルトの順で馬場入りすると、ラブリーデイとヌーヴォレコルトは順回りでキャンターへ。
サトノクラウンだけは逆回りで歩き、4コーナーに設置されたゲートのあたりまで行った後、ゆっくりとキャンターでおろされた。
ラブリーデイの手綱をとった池江泰寿厩舎の山元譲治調教助手は「輸送でイレ込んだけど今は落ち着きを取り戻している感じです」と語った。
サトノクラウンに騎乗した高橋智大調教助手は「美浦にいる時よりもむしろ元気なくらい」とこれもまた順調ぶりをアピールした。

また、ヌーヴォレコルトの相田一善調教助手は「今日は軽めのキャンター。テンからリラックスして直線の動きも良かったです」と明るい表情で語り、「明日は武豊騎手が乗って最終追い切りをする予定です」と続けた。
なお、ラブリーデイも明日、最終追い切りを行なう予定だが、こちらは「一度使われて仕上がりは良いので軽めに追うだけになるでしょう」と山元助手。今晩中には池江調教師が駆けつけ、明朝は師の見守る中で追われる予定だ。