平松さとし香港現地リポート 第2回

2016/04/21

現地時間4月21日、シャティン競馬場に滞在している日本馬3頭は全て芝コースに入った。

真っ先に馬場入りしたのはヌーヴォレコルト。この調教騎乗のためだけに前日、香港に入った武豊騎手を背に、芝コースをキャンターで追われた。
「印象通り、従順で乗りやすい馬でした。柔らかい馬場を気にしていなかったし、馬のコンディションも良いようで走る気を出してくれていました」
手綱をとった武豊騎手はそう語り、見守った斎藤誠調教師は次のように言った。
「今日はギャロップで3ハロン。武豊騎手に馬の状態と馬場を確認していただくつもりで乗ってもらいました。良い感触を得てもらったようで良かったです」

ヌーヴォレコルトとほぼ同時に馬場入りしたサトノクラウンは軽めのキャンターのみ。騎乗した高橋智大調教助手は「芝一周。途中、1ハロン17くらいで3ハロン行った以外はハッキングで終わらせました」と語った。

2頭から遅れ、日本馬の最後に馬場に入ったのがラブリーデイ。前日の夜に現地入りした池江泰寿調教師が見守る中、芝コースで軽快な動きを披露。
「前走の産経大阪杯を一度使われたことで状態はアップしています。昨年の良い頃のデキが戻ってきました。緩めの馬場にもノメらずに走ってくれたし、本当に良いコンディションでレースを迎えられそうです」池江師はそう言った。
同日、午後からは枠順抽選会が行なわれ、各馬の枠順も決定したが、これに関するコメントなどは明日のレポートでまたお伝えしよう。