未来に語り継ぎたい名馬
元祖“黄金配合”
ドリームジャーニー
2009年 宝塚記念
2004年2月24日生 牡 鹿毛
父 ステイゴールド
母 オリエンタルアート(父 メジロマックイーン)
馬主/(有)サンデーレーシング
調教師/池江泰寿(栗東)
生産牧場/(有)社台コーポレーション白老ファーム(北海道・白老町)
通算成績/31戦9勝
主な勝ち鞍/09有馬記念(GI)
09宝塚記念(GI)
06朝日杯フューチュリティS(GI)
09大阪杯(GII)
07神戸新聞杯(JpnII)
08朝日チャレンジC(GIII)
08小倉記念(JpnIII)
●小さな体で追い込んでくる姿にいつも勇気をもらいました(30代・女性)
●小柄な馬体ながらコーナーから馬群をまくっていく姿が素敵で大好きです(20代・男性)
●父によく似た小さな体で、最後の直線を颯爽と走る姿は忘れられません(40代・女性)
鋭いキレ味を武器に 3つのGIタイトルを獲得
低く沈み込むフットワークから繰り出される鋭いラストスパートで、計3つのGI タイトルを獲得した。
朝日杯フューチュリティSではスタートで最後方に置かれ、そこから外をマクっての直線一気。先行したローレルゲレイロやオースミダイドウが粘るところを並ぶ間もなく差し切ってみせた。
宝塚記念は、4コーナーから唸りをあげて前進。目の前にいたディープスカイ、内で叩き合うサクラメガワンダー、カンパニー、スクリーンヒーローらを直線半ばでまとめて交わし去ってみせる。
そして有馬記念では、満を持して抜け出したブエナビスタに外から襲い掛かり、これを半馬身降しての勝利。
3歳クラシックでは力を出し切れず、三冠馬オルフェーヴルの「兄」と呼ばれることも多くなった感はあるが、ツボにハマった際にこの馬が見せた末脚は弟に負けぬほどのキレ味を持っていた。
(文=谷川善久)