未来に語り継ぎたい名馬
“平成三強”のステイヤー
スーパークリーク
1988年 菊花賞
1985年5月27日生 牡 鹿毛
父 ノーアテンション
母 ナイスデイ(父 インターメゾ)
馬主/木倉誠氏
調教師/伊藤修司(栗東)
生産牧場/柏台牧場(北海道・門別町)
通算成績/16戦8勝
主な勝ち鞍/90天皇賞・春(GI) 89天皇賞・秋(GI) 88菊花賞(GI)
●競馬の面白さ、儚さ、全てを教えてくれた。ステイヤーの血は春天でいかんなく発揮。秋天も制覇していてスピード能力にも長けていた(40代・男性)
●天皇賞・秋が一番思い出に残ってます(40代・男性)
●武豊に初GI をプレゼント(30代・女性)
すべりこみで出走した菊花賞を快勝
時代が平成に入り、オグリキャップ、イナリワンとともに、当時の「三強」と称された。1988年、回避馬が出て出走できた菊花賞を快勝して一気にトップホースの仲間入りを果たすと、89年の秋には前述の「三強」でバトルを展開。勝利を挙げたのは天皇賞だけだったが、ジャパンC4着、有馬記念2着と上位争いを繰り広げた。翌90年には春の天皇賞を制し、同レースの秋春連覇を達成している。
(文=三好達彦)