未来に語り継ぎたい名馬
ラスト一冠で輝いた良血馬
ダンスインザダーク
1996年 菊花賞
1993年6月5日生 牡 鹿毛
父 サンデーサイレンス
母 ダンシングキイ(父 Nijinsky)
馬主/(有)社台レースホース
調教師/橋口弘次郎(栗東)
生産牧場/社台ファーム(北海道・千歳市)
通算成績/8戦5勝
主な勝ち鞍/96菊花賞(GI)
●血統の魅力、ダービーという壁の厚さ、悲願のGI の重さ、怪我の宿命など競馬の様々な側面を教えてくれた(30代・男性)
●欧州でも相当やれたのではないかと悔やまれる(30代・男性)
●ダービーの借りを返した菊花賞の末脚にしびれた(30代・男性)
菊花賞で奇跡的な勝利を挙げる
1996年、弥生賞を制してクラシック戦線の主役に躍り出たが、熱発のために皐月賞を回避。その後、1番人気で臨んだ日本ダービーでは、勝利を手中にしかけたところをフサイチコンコルドの強襲に遭い、クビ差で惜敗した。必勝を期して迎えた菊花賞では、最後の直線入口で行き場を失ったものの、そこから馬群を縫うようにして奇跡的な勝利を挙げた。しかし直後、屈腱炎を発症してターフを去った。
(文=三好達彦)