未来に語り継ぎたい名馬
“幻”を生んだ逸材
フジキセキ
1994年 朝日杯3歳S
1992年4月15日生 牡 青鹿毛
父 サンデーサイレンス
母 ミルレーサー(父 Le Fabuleux)
馬主/齊藤四方司氏
調教師/渡辺栄(栗東)
生産牧場/社台ファーム(北海道・千歳市)
通算成績/4戦4勝
主な勝ち鞍/94朝日杯3歳S(GI)
●朝日杯よりも、弥生賞で見せた一瞬の末脚から受けたインパクトは今でも強烈です(30代・男性)
●史上最強馬だと信じています。イスラボニータにはこれから父の背中を越えていってほしい(20代・男性)
●まさにタラレバが詰まった馬(30代・男性)
8馬身差をつけ衝撃のデビューを飾る
サンデーサイレンスの初年度産駒として誕生。新馬戦で2着に8馬身差をつける衝撃のデビューを飾ると、続くもみじS、朝日杯3歳Sも難なく制して、旧3歳チャンピオンとなった。翌年の初戦となる弥生賞も快勝して、クラシック戦線でダントツの主役に推されたものの、その3週間後、左前脚に屈腱炎を発症したことが分かり引退した。種牡馬としてカネヒキリら、活躍馬を多数出している。
(文=三好達彦)