未来に語り継ぎたい名馬
世界を倒した日本のエース
カツラギエース
1984年 宝塚記念
1980年4月24日生 牡 黒鹿毛
父 ボイズィーボーイ
母 タニノベンチャ(父 ヴェンチア)
馬主/野出長一氏→野出一三氏
調教師/土門一美(栗東)
生産牧場/片山専太郎氏(北海道・三石町)
通算成績/22戦10勝
主な勝ち鞍/84ジャパンC(GI) 84宝塚記念(GI)
●ジャパンCを初めて勝った功績は大きい。競馬関係者の世界観が変わりました(40代・男性)
●ジャパンCで初めて勝った日本馬。華麗な逃げに感動(50代・男性)
●無敗の三冠馬シンボリルドルフに初めて土をつけた日本馬。スゴイ!(50代・男性)
三冠馬相手にジャパンCを逃げ切り勝ち
ジャパンCに初めて優勝した日本馬として知られる個性派。宝塚記念で初めてビッグレースを制した1984年、天皇賞・秋5着を経て臨んだジャパンCでは、ミスターシービー、シンボリルドルフの両三冠馬に注目が集まっていたが、西浦勝一騎手の導きで強気に先頭を奪ったカツラギエースは、そのままスイスイと逃げ切り勝ち。日本のファンのみならず、世界の関係者をもアッと言わせた。
(文=三好達彦)