未来に語り継ぎたい名馬
奇跡と悲劇の二冠馬
サクラスターオー
1987年 菊花賞
1984年5月2日生 牡 黒鹿毛
父 サクラショウリ
母 サクラスマイル(父 インターメゾ)
馬主/(株)さくらコマース
調教師/平井雄二(美浦)
生産牧場/藤原牧場(北海道・静内町)
通算成績/7戦4勝
主な勝ち鞍/87菊花賞(GI) 87皐月賞(GI)
●故障しなければ間違いなく三冠馬になっていた(40代・男性)
●菊花賞での復活。有馬記念で故障しながらも、走ろうとした姿…スターオーの子供が見たかった(40代・男性)
●奇跡の馬。怪我さえしなければ…自分の中では一番の名馬(50代・男性)
菊花賞で伝説的な“奇跡”を起こす
1987年、皐月賞を圧勝したサクラスターオーは繋靱帯炎を発症したため、日本ダービーの出走を回避し、休養に入った。9月に帰厩したが、快復に手間取ったためステップレースを使えず、菊花賞にはぶっつけで参戦。ところが、9番人気で迎えた6カ月半ぶりのレースを快勝するという伝説的な“奇跡”を起こした。しかし、続いて出走した有馬記念のレース中に骨折、惜しくも落命した。
(文=三好達彦)